このたび、私の初めての著書である『銀行員を経営顧問にするという選択』が文芸社より上梓されることになりました。

銀行を退職して独立経営顧問として活動していくにあたり、私が何者で何をしようとしているのかということを表明しておく必要があると思い執筆したもので、以下に簡単に内容を紹介させていただきます。
会社にとって一番大切なこととは? 利益、社会貢献、経営理念、パーパス、顧客、社員… 様々な答えがありますが、銀行出身の私に言わせれば、答えは一つ、それは「事業継続」です。人間にとって一番大切なこと、「生きること」と同じで、当たり前過ぎることですが、この当たり前のことが疎かになっている会社のなんと多いことでしょう。実は調子のいい会社ほど危険ということをご存じでしょうか?
そこで、銀行員を経営顧問にしたら「永続する会社になれます」というのが本書のテーマです。
潰れない会社となるにはお金のスキルが必要です。そのスキルの正体、そしてそれを持つ銀行員と上手く付き合う方法が、本書でわかります。
ただ、会社は継続するだけでなく、成長しなければなりません。ところが、会社が潰れないことと成長することはジレンマの関係にあるのです。これは、世間と銀行員の認識ギャップから生まれ、本書ではそれを「銀行の限界」として掘り下げ、なぜギャップが生まれるのかを理解した上で、銀行の理屈に嵌らないよう警鐘を鳴らします。
そして、その限界を超える銀行員こそが、「ともに成長できる最高のパートナー」です。これが私が皆さんにお伝えしたいことであり、現役銀行員へのエールでもあります。限界を超える銀行員とは何者で、会社と経営者の何を見ているのか? 私が「審美眼」と呼ぶ銀行員の感性にまで言及したのは、本書が初めてでしょう。
銀行員を経営顧問にして会社の永続性を手に入れ、その先の夢の実現に挑戦する。そのエッセンスを本書に詰め込みました。皆さんの選択により、幸せな会社が一社でも多く増えることを願っています。
私に経営顧問のご用命をいただける、まずは話を聞いてみたい、という方がいらっしゃいましたら、このブログのお問い合わせフォームよりご連絡ください。お待ちしております。